もくじ


1. 学生起業大学が提供する
YESプログラムとは

無理なく学べるサテライト私塾型のダブルスクールを志向

我が国の「起業の少子化傾向を打破する出発点は起業家教育の活性化と発想転換にあり」と確信しており、私たちの試みは地味で目立たないかもしれませんが、次世代型ベンチャー創出の一翼を担うため、起業に関心を持つ学生・生徒の目線に合わせた新しいホームグラウンドづくりとトレーニング体制整備に着手いたしました。それが私塾型ダブルスクールの学生起業大学なのです。ここでは自らの所属高校や大学等で受けている教育内容を尊重しつつ、それに無理のない範囲で先進的な起業家教育を付加し、双方の相乗効果発揮を支援しながら、受講生の起業家精神高揚を促していきます。 この学生起業大学では、自分のやりたいことや興味関心、さらには強みを深堀しつつ、それをどのようにビジネス(起業)に重ねていくか、そこを実践の場や講師・仲間とのディスカッションを通して磨いていく。言い換えれば「自らの夢に日付を入れていく行為」を重視したいと思っています。

起業とそのアイデンティティを自らの個性とマッチングさせ、自分事化していくことに配慮

ここにきて、起業家教育は経産省や文科省の支援もあって、一定の認知と社会的意義の保有が認識されるようになってきてはいるものの、なぜ実際に起業する人が少ないのでしょうか。その明確な理由として、創り上げるビジネスプラン(起業プラン)が、その人の人生や個性と重なってないことに原因のひとつがあると思っています。自分が人生を通して成し遂げたいことや、興味関心のあること、自分の強みが活かされることと、ビジネスプランが重なってないと、事業が継続されないし、そもそもそのビジネスを実際に始めようとしない、ということなのです。学生起業家の成功事例の有益なストーリーに接しても、それが自分にとって関心のない業界のものであったりすると、まさに他人事で終わってしまいかねません。学生起業大学で展開される起業家教育とは、教え込み過ぎることなく支えることを重視し、そして着実な自己革新を個人別に促すことを通じて、起業の自分事化をきめ細かく後方支援していくものです。

サテライト・オンライン・キャンパス

複数の既存ビジネスの重複部分にニュービジネスの多くが創出されますが、現代においてもそのビジネスのベースとなっている領域の多くは、成熟業界に位置するものです。市場や技術の新しいトレンドやそれに呼応した最先端のビジネスモデルの把握と応用に追いまくられることなく、まずは社会課題を確認し、環境認識の方法論を理解し、そして顧客理解のベースを確立する。その上で事業創造の方法論を学び、ビジネスプランのつくり方を体得する。そのようなプロセスを経て、在学中にある程度の起業に向けてのウォーミングアップとその自分事化を完了しておく。そんなサテライト・オンライン・キャンパスのような位置付けの場所が、学生起業大学なのです。高校教育や大学教育と併せて、無理なく学べる配慮も万全です。

エアポケットになっている高校生向けの起業家教育に光をあてる

ここ数年、文科省の推進施策等の影響もあり、小学生向けの起業家教育が活発になってきました。その一方、対応が立ち遅れているのが高校生向けです。全国的に商業コースやビジネスコースを持つ高校数は減少の一途をたどっており、この領域の指導ができる専門教諭の数も激減しています。これに対し、先進的な高等学校では「総合的な探求の時間」で地域課題等の解決型学習(PBL)が盛んに取り上げられているものの、その解決策としてのビジネス手法の指導が困難を極めています。さらにこのPBLを通じて起業やソーシャルビジネスに関心を持つ高校生も多いのですが、そのさらなる好奇心や勉学ニーズを満たす場がほとんどありません。ここ学生起業大学では、起業に目覚めた高校生たちの水先案内人の役割を担いたいと考えています。

経験豊かな起業家教育のプロフェッショナルによる個別支援と伴走を重視

実際の起業家や経営者は、自分の人生を賭けてビジネスに取り組んでいるものなのに、その大事なところを考え、議論し、課題共有し、実践する場がないのが、現在の大学生向けの起業家教育の問題だと思っています。その一方、大学教育の現場においては、起業家教育に精通したベテラン教員はごくわずかしかおらず、起業を希望する学生達を伴走・支援する体制もほとんど整備されていません。大半の大学の経営学部でも、ベンチャー企業研究やイノベーション論研究の担当教員と実務家教員・外部講師がチームを組んで、起業家教育やビジネスプラン演習を行っている程度の状況にあるのです。 私たちは単に起業を「教える」のではなく、「支える」ことができるベテランスタッフの確保に配慮してきました。我が国を代表するベンチャー経営者、社会人向けのソーシャルビジネス領域の教育機関の創設者、障害者向けの就労支援ビジネスの創業者、そして20年近くに渡って産学連携型の起業家教育を大学で推進した専門家…、そんなスタッフが協働しつつ、英知を絞って開発した教育プログラムを、あなたは学生起業大学で体得することができるのです。


2. 学生起業大学で
期待される受講者像

高校や大学で普通に学びつつも・・・、

・将来的な起業を夢見つつ、多少なりともその基礎知識を身に着け、実現に向けての準備に着手したい
・卒業後に実家の事業を継承する可能性がある
・卒業後に実家の事業をもっと発展させたい、そのための準備を今から・・・
・在学中の起業を視野に入れており、手掛けたいビジネスの概要も描かれている
・学生向けのハイレベルのビジネスプランコンペへの応募を視野に入れている
・たぶん就職するが、将来的な独立を視野に入れている
・「社長になりたい」という明確な目標設定ができている
・ゼミやサークル等に所属しておらず、起業を一緒に考える仲間や居場所を求める者
・大学卒業後に日本や母国での起業を夢見る留学生

自らのキャリアデザインを考えていく中で・・・、

・組織に縛られたくない
・社会の問題解決にビジネスの方法を用いてチャレンジしたい
・専門分野は異なるが、ビジネスの手法も学んでおきたい
・実はまだ高校生だが、起業を目指すと決めており、今から準備に着手したい
・高校2年で学んだPBLをもっと自分事化していきたい
・実は息子が大学生、子育てが終わったのでそろそろ自分の夢の実現に向けて・・・

要するに、起業家精神に対する確固たる信念をまだ持ち合わせていなくても、また高度なIT技術を持ち合わせていなくても、起業領域が明確に定まっていなくても…、そこまでは要求していません。
多少なりとも意識している「起業」について、ある程度の知識を早めに体系化しておきたい…、これからの自分の人生を自分事化していくため、そのウォーミングアップを早めに完了しておきたい…、そんな若い世代の期待や想いを叶える拠点が学生起業大学でありたいと考えています。


3. 学生起業大学の
教育理念と指導理念

教育システムの基本コンセプト

1.起業家や経営者、起業支援プロフェッショナルによるマンツーマンでのサポート体制
 ・受講生各自に個別の伴走者を設定し、個別カウンセリングの機会を豊富に設定します
2.カリキュラムは実践中心で、すべてアクティブラーニング形式
 ・座学・演習・実習・ケーススタディ・ワークショップ等を段階別に組み合わせていきます
3.大学よりも充実した起業家教育体系と起業や経営、起業支援の経験豊かな講師陣
 ・大学で展開されている起業家教育よりも短期間でキメ細かな学びと支援を個別対応していきます
 ・ここでの履修を通じて、社会でもある程度通用する程度のビジネスプラン作成能力が身につきます。
4.人生や職業の選択に役立つセルフマネジメント力(職業選択力)が身につく
 ・セルフマネジメント能力に関する学びの自分事化の仕掛けと工夫が豊富に存在
5.学校や部活、学習塾と併用可能なオンラインを活用した受講システム
 ・無理なく学べて、いつでも内容確認可能

目指すものとこだわり

1. 起業の世界観・諸制度、その困難性や日本的特質等を正確に伝える
 ・サクセスストーリーだけの体験談、起業の手続きと必要資金、ベーチャービジネス論等の表面的な事項にとどまらず、その現状と問題点をリアルに伝える一方、起業の社会的意義や達成して得られる非金銭的な喜びの本質を語っていきます。
2. 在学中の起業を安易に促すつもりはありません
 ・高校や大学在学中そして卒業直後の起業を推奨するつもりはありません。ただしキャリアデザインの選択肢としての起業の可能性を意識し保有していることは、学生生活にメリハリをつけ、自らの専門性発揮にも直結する。知っていて得をすることを伝えていきたい。ここで学ぶことが、大学教育等から「元を取る」仕掛けになることを理解してほしい。
 ・そしていつでも起業に向けてのスタートダッシュができる基盤整備を、個人別に支援していきます。「早い準備が半ば成功」に他なりません。
3. 一般企業に就職しても…
 ・自ら手を挙げて新規事業に取り組み社内ベンチャーを仕掛けたり、分社化を推進したり、M&A戦略に関与したり…、実社会で活用活用可能な起業と事業創造の基礎知識は、ビジネススクールに通うまでもなく、大学時代にその概要理解を行っておくべきと確信しています。その具体的な内容は経営戦略や会計学の領域の講義内容とは一味違うのです。
4. 私たちはこう考えます。
 ・私たちは安易に起業をそそのかすつもりはありません。普通の大学の普通の経営学部の入学生に「起業」を強く企図している者は1割程度しかいません。にもかかわらず、推薦入試やAO入試の現場には「起業」を出願の志望動機に設定する高校生が数多くいます。いささか不思議な現象です。でも、希望する大学でどのような起業家教育を受けられるかについて深く分析している高校生はごく少数と見られます。夢追い人の高校生や大学生に「1単位当たりのビジネスが成り立つようにすること」、「売り上げを伸ばすために人を増やすこと」がそんなに簡単なことではないこと、「自分で手掛けたいビジネスの顧客像と市場性を認識すること」がもっと難しいことであること…、そんなことをキチンと伝え、受講生が起業に向けてキチンとファイティングポーズが取れるように仕向けていくこと、それが学生起業大学の役割と確信しているのです。
 ・早期に起業に目覚め、必死に努力しようとする受講生には講師一同トコトン付き合う予定であり、状況如何によってはその受講生OBに出資することも大歓迎と思っています。

就学期間と教育方法

<基本的事項>
・6か月間で修了する教育プログラム、年二回募集実施 4~9月、10~3月
・修了後に科目等履修生としての就学継続の道あり
・履修者定員設定は20名程度  <教育システムの詳細>
・平日と土曜の夜間に講義科目を開講し、1回あたりの講義時間は90分とする。
・履修登録と毎時間の出欠確認の実施
・個別カウンセリングの時間帯は別途協議により設定
・履修者の個別カウンセリングファイルの作成と関係者間による共有を行います
・オンライン講義はZoom活用を前提とし、講義ビデオの後日視聴も可能
・募集開始前に講義要項・時間割・担当講師等の基礎的情報をホームページ等で情報開示

入学要件と選考方法、合否発表方法

・入学対象年齢 15-25歳

選考プロセス


4. 学生起業大学の
教育システム

・起業に向けての「自分事化」のレベルと成熟度、準備状況に応じて2つのコースを設定
・修了後にフォローアップのための指導と支援も展開

日本の高校・大学に見られる起業家教育のタイプと
学生起業大学の位置づけ

起業家教育のタイプ

5. YESプログラム
主要開講科目の概要

アントレプレナーシップ・カウンセリング
(個別カウンセリング)

起業・経営、起業支援プロフェッショナルによる伴走支援

スタートアップと事業創造
(オンライン講義)

起業と事業創造の世界観を講義スタイルで講じていく。その事業内容と保有能力の関連性、資金調達 の方法、営業、組織化と採用、企業成長と発生する諸課題、そしてIPOに至るプロセス等を解説。

ミッションワークと志の醸成
(オンライン講義+個別カウンセリング) 

各自が、ミッションワーク(自分分のやりたことや強みを活かして社会課題や世の中の困りごとを 解決するビジネス)を精緻化していく中で、自己理解を深め、仕事やビジネス理解も深める。

アントレプレナーシップ・ケーススタディ<ゲスト起業家招聘>
(ワークショップ形式) 

在学中もしくは卒業直後に起業した若い起業家を招聘し、自らの起業の経緯や学生生活のこだわり、起業後の事業成長等について語っていただき、その上で受講生との自由討論を行う。

学生起業コミュニティ
(ワークショップ形式)

各自のやりたいことや強み・弱み、考案中のビジネスプランなど、学生同士で共有しながら、 お互い切磋琢磨する場となる。講師はファシリテーション及び適切なアドバイスを行う。

ビジネスプランニング演習A
(オンライン講義)

3C分析(Consumer,Competitor,Company)、ビジネスモデルキャンパスの作成、さらに売上や経費、資金計画の作成を通して、ビジネスプラニングの精緻化を行う

ビジネスプランニング演習B
(オンライン講義)

主として学生向けのビジネスプランコンペへの応募予定者を対象としつつ、各自のビジネスプランを相互検討しつつ、その内容の自分事化と精緻化を支援していく。

スタートアップ・カウンセリング
(個別カウンセリング)

起業・経営、起業支援プロフェッショナルによるビジネスモデル構築に向けての伴走支援

学生起業大学の開講科目のカリキュラムツリー(Basic編)

カリキュラムツリー

学生起業大学の開講科目のカリキュラムツリー(Advance編)

カリキュラムツリー